軽自動車と普通車の違いとは!税金などの維持費も解説
規格や車両価格はもちろんのこと、税金、車検費用などの維持費にも違いがある軽自動車と普通車。費用面だけを見ると軽自動車に魅力を感じつつも、「子どもが生まれても窮屈じゃない車がいいな」「ドライブが趣味だから走行性能にもこだわりたい」と考え始めると、普通車も選択肢に入ってくるのではないでしょうか。
当記事では軽自動車から普通車まで販売し、車検、保険、買取の手続きまで行っているくるまのハヤシが、2つの違いを詳しく解説していきます。
軽自動車、普通車のスペックなど
| 軽自動車 | 普通車 | 小型自動車(参考) | |
|---|---|---|---|
| サイズ | 全長3,400mm未満、 全幅1,480mm未満、 全高2,000mm未満 |
全長4,700mm、 全幅1,700mm、 全高2,000mmのうち、 どれか一つでも超えたもの |
全長4,700mm以下、 全幅1,700mm以下、 全高2,000mm以下 |
| 排気量 | 660cc以下 | 2,000cc超 | 660cc超~2,000cc以下(一部例外を除く) |
| 定員 | 原則4人 | 一般的に5~8人 | 一般的に5人 |
(サイズ、排気量は道路運送車両法に基づく)
ただし、一般的には小型自動車も含み、普通免許で運転できる車両を普通車と呼んでいます。そのため、当記事でも軽自動車より大きく、普通免許で運転できる車両を普通車としています。
参考:国土交通省「自動車の種類」
安全性能について
表にある通り、一般的に普通車は軽自動車より車両が大きいです。車両が大きければその分、鉄板を厚くしたり、骨組みを太くしたりできるため、ボディ剛性は普通車の方が優れている傾向があります。
また、車両が大きければ装備できる機能の量も増えることからも、車体構造や搭載機能の観点では、普通車の方が安全性能は高い傾向にあります。
ただ、近年は軽自動車の安全性能の進歩も著しく、「軽自動車だから安全性能が低い」と一概には言えません。車線逸脱警報システム(走行車線を逸脱しそうな際に注意を促すシステム)や後側方接近車両注意喚起装置(死角に車両が存在することを知らせる装置)を搭載可能な車種は、普通車ほどではないにしても増えています。
軽自動車と普通車を販売し、創業50年以上の経験と実績を誇るくるまのハヤシでは、「少しでも安全性能の高い自動車に乗りたい」「どんな機能がついているか知りたい」といったご相談にも丁寧にお答えいたします。
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取り回しのしやすさについて
車両が小さければ小回りが利きやすいため、駐車場や狭い道など、主に低速時の走りやすさでは軽自動車が優位に立っていると言えます。しかし、普通車にはパーキングアシスト(自動駐車機能)などを搭載できる車種も多数あり、車両の大きさを機能面でカバーしてくれる場面も多いでしょう。
また、運転席からの視界や乗り降りのしやすさは車種による差が大きいため、実車での確認が重要です。くるまのハヤシでは、多くの軽自動車・普通車の人気車種を見比べ、乗り比べながら違いを体感できます。
乗り心地について
普通車は軽自動車よりも全幅が広く車重もあるため、強風時やカーブ走行時、路面のデコボコ通過時の安定性に優れていることが多いでしょう。また、車両が大きい分、エンジンと室内の距離を離した設計にできるため、静粛性も高まる傾向があります。
車両サイズの違いは当然ながら、長距離移動や長時間のドライブ時は特に気になる室内の広さ、荷物積載量にも影響します。車種差はあるものの、全体的には普通車の方が窮屈さを感じることは少ないはずです。
一方で、厳格に規格が定められている軽自動車の中でも、ハイト系(車高が高いタイプ)や室内空間の広さを特徴とした車種も豊富に展開されています。また、近年は防音材の性能向上や、エンジンそのものの静粛性にも進歩が見られるため、以前の軽自動車の乗り心地とは大きな差があるでしょう。
登坂時や高速走行時の動力性能は、排気量に余裕のある普通車の方が高いことが多いです。ただ、ターボ搭載の軽自動車であれば、強くパワー不足を感じる場面は限られます。
乗り心地、ターボの有無といった疑問にも、豊富な知識を持つくるまのハヤシのスタッフであればしっかりとお答えできます。
ナンバープレートについて
自家用車の場合、軽自動車は黄色地に黒文字、普通車は白地に緑文字です。
車両価格の違い
| ミライースL SA3 | アルト L | タフト X | |
|---|---|---|---|
| 新車 | 1,025,200円~
(諸費用別途) |
1,145,000円~ (諸費用別途) |
1,419,000円~
(諸費用別途) |
| ハヤシの届出済未使用車 | 1,049,000円
(支払総額) |
1,199,000円 (支払総額) |
1,399,000円
(支払総額) |
| ハヤシの中古車 | 599,000円~949,000円
(支払総額) |
899,000円~999,000円
(支払総額) |
1,049,000円~1,299,000円
(支払総額) |
※ハヤシの届出済未使用車、中古車は仕入れ時期によって、価格が変動いたします。あくまで一例です
| WR-V Z | ステップワゴンスパーダ e:HEV 7人乗り | アクア Z | |
|---|---|---|---|
| 新車価格 | 2,398,000円~
(諸費用別途) |
3,998,500円~
(諸費用別途) |
2,824,800円~
(諸費用別途) |
| ハヤシの中古車 | 2,187,000円~2,487,000円
(支払総額) |
3,347,000円
(支払総額) |
2,288,000円
(支払総額) |
※ハヤシの届出済未使用車、中古車は仕入れ時期によって、価格が変動いたします。あくまで一例です
くるまのハヤシでは表にはない車両も多数取り扱っており、複数車両の見積もりも承っています。
維持費の違い
税金、燃料費、車検費用、保険費用、高速道路の料金といった維持費にも違いがあります。
かかる税金について
車両購入時や所有中に主に課される税金は、自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割)、自動車重量税、自動車税環境性能割、消費税の4種類です。ここでは消費税以外の3種類について解説・比較します。
なお、自民党・日本維新の会の「令和8年度税制改正大綱」によると、自動車税環境性能割は2026年3月に廃止予定のため、解説にとどめます。
自動車税(種別割)、軽自動車税(種別割)
毎年4月1日時点での持ち主に対して定額で課税される税金です。
税額は排気量に応じて決まっています。
課税額が変わった2019年10月1日以降に新車新規登録を受けている車両の場合、グリーン化特例を考慮しなければ、軽自動車税(種別割)は一律10,800円、普通車は下表のようになります。
いずれの場合も、軽自動車の方が安いです。
| 排気量 | 税額 |
|---|---|
| 1,000cc以下 | 25,000円 |
| 1,000cc超、1,500cc以下 | 30,500円 |
| 1,500cc超、2,000cc以下 | 36,000円 |
| 2,000cc超、2,500cc以下 | 43,500円 |
| 2,500cc超、3,000cc以下 | 50,000円 |
| 3,000cc超、3,500cc以下 | 57,000円 |
| 3,500cc超、4,000cc以下 | 65,500円 |
| 4,000cc超、4,500cc以下 | 75,500円 |
| 4,500cc超、6,000cc以下 | 87,000円 |
| 6,000cc超 | 110,000円 |
自動車重量税
新規登録時と車検時ごとに課される税金です。
新規登録(検査)時は初回車検までの3年分をまとめて納付します。エコカー減税を考慮しなければ、軽自動車は9,900円です。
普通車は車両重量によって下表のように税額が変化します。
いずれの場合も、軽自動車の方が安いです。
| 車両重量 | 税額 |
|---|---|
| 0.5t以下 | 12,300円 |
| 0.5t超、1t以下 | 24,600円 |
| 1t超、1.5以下 | 36,900円 |
| 1.5t超、2t以下 | 49,200円 |
| 2t超、2.5t以下 | 61,500円 |
| 2.5t超、3t以下 | 73,800円 |
参考)「自動車関係税制について(エコカー減税、グリーン化特例 等)」
車検の場合、軽自動車の課税額は重量を問わず経過年数のみによって定められていますが、普通車はその両方によって課税額が変化します。
新規登録から13年を超えない車両の場合、エコカー減税を考慮しなければ、軽自動車は2年で6,600円、普通車は下表のようになります。
やはり、いずれの場合も軽自動車の方が安いです。
| 車両重量 | 税額 |
|---|---|
| 0.5t以下 | 8,200円 |
| 0.5t超、1t以下 | 16,400円 |
| 1t超、1.5以下 | 24,600円 |
| 1.5t超、2t以下 | 32,800円 |
| 2t超、2.5t以下 | 41,000円 |
| 2.5t超、3t以下 | 49,200円 |
自動車税環境性能割(2026年3月に廃止予定)
車両を取得した際、燃費性能等に応じ、軽自動車であれば車両購入価格の0~2%、普通車であれば0~3%課税される税金です。
燃料費について
軽自動車は軽くて排気量も少ないため、走行に必要なエネルギーが抑えやすいです。そのため、純粋にガソリン車同士で比較すると、燃費性能では普通車よりも軽自動車の方が優れていると言え、燃料費は抑えられるでしょう。
しかし、ガソリンの他にモーターによる発電も活かして動くハイブリッド車の場合、軽自動車がマイルドハイブリッド(走行に対する電力の関与が控えめ)なのに対して、普通車はストロングハイブリッド(走行に対する電力の関与が大きめ)を採用しているモデルが多く、普通車の燃費性能が軽自動車のそれを上回るケースもあります。
参考までに、車両価格で取り上げたものの燃費性能をまとめると下表のようになります。
| ミライースL SA3 | アルト L | タフト X | |
|---|---|---|---|
| km/L(WLTCモード) | 25.0 | 25.8 | 21.4 |
| 備考 | ガソリン車 | ガソリン車 | ガソリン車 |
(すべてメーカー公式サイトから)
| WR-V Z | ステップワゴンスパーダ e:HEV7人乗り | アクア Z | |
|---|---|---|---|
| km/L (WLTCモード) |
16.2 | 19.6 | 33.6 |
| 備考 | ガソリン車 | ストロングハイブリッド搭載車 | ストロングハイブリッド搭載車 |
車検費用について
車検費用は、新車購入から3年、以降は2年毎に発生します。ディーラーや車検専門店、ガソリンスタンドなど依頼先やサービス内容によって費用は大きく異なります。
くるまのハヤシでは軽自動車なら35,640円から、普通車は下表の費用にて(ともに各種最大割引を含む)承っております(車検の速太郎)。ネットでの無料見積もりも可能です。
※2026年4月以降、印紙代が値上がりする予定です
| 車種区分 | 車検費用 |
|---|---|
| 小型乗用車(1,000kg以下) | 45,550円(税込) |
| ハイブリッド車(1,500kg以下) | 44,150円(税込) |
| 中型乗用車(1,500kg以下) | 53,750円(税込) |
| 大型乗用車(2,000kg以下) | 61,950円(税込) |
| 特大乗用車(2,500kg以下) | 70,150円(税込) |
保険費用について
保険費用も車両の維持にあたり必ず発生します。自動車保険には自賠責保険と任意保険の2種類があり、自賠責保険(強制保険)は法律によって加入が義務付けられており、新車、中古車を問わず、車両を購入する際には必ず加入しなければなりません。
自賠責保険の費用は車検時にあわせて支払うのが一般的ですが、任意保険の費用がかかるタイミングは保険会社や支払い方法によって異なります。
くるまのハヤシは損害保険ジャパン、東京海上日動、あいおいニッセイ同和損保の代理店であり、各店舗に保険の専門資格、「損害保険募集人」を保有しているスタッフも在籍しているため、お客様に最適なプランだけを厳選してご提案できます。
自賠責保険
自賠責保険は、保証する範囲が極めて限定的であり、人身事故による対人損害賠償のみが対象です。軽自動車、普通車ともに1年で11,500円ほど(一部例外を除く)で、価格差はほとんどありません。
くるまのハヤシで車検が切れていない中古車を購入する際は、車検が残っている期間に相当する保険料(自賠責保険未経過相当額)をお支払いいただきます。
これは車両を仕入れる際に、弊社が次のオーナーに代わって自賠責保険未経過相当額を元のオーナーに支払っているためです(買い取り時に自賠責保険の期間が3カ月以上残っている場合)。
また、車検が切れている中古車を購入される場合は、新車購入時と同様に、新たに自賠責保険に加入していただきます。
任意保険
任意保険は自賠責保険では補償しきれない範囲をカバーする保険です。
保険会社や契約プランによって保険料は異なりますが、総合的に見ると、軽自動車の方が普通車よりも安くなる傾向があります。
高速道路料金について
高速道路の通行料金は、軽自動車の方が普通車よりも2割程度、安く設定されています。
例えば、岡山IC~高松中央ICまで最短距離(79.3km)で走行した場合、普通車は3,610円なのに対し、軽自動車は2,950円です(9:00出発、ETC利用を想定)。