コーナーセンサーとは?穴あけ不要で後付けできる?メリットや注意点も解説
コーナーセンサーは予防安全装置のひとつで、ドライバーの精神的ストレスや事故リスクの低減に役立ちます。
しかし、コーナーセンサーの特徴やメリット・注意点をくわしく知らない方は少なくないでしょう。また、コーナーセンサーを装備していない車にお乗りの方の中には、「後付けできるの?方法は?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事ではコーナーセンサーの特徴やメリット・注意点、後付けの可否などをまとめて解説します。
コーナーセンサーとは?
コーナーセンサーとは、主に車の前後の障害物を検知し、接近すると音でドライバーに注意喚起を行う予防安全装置のことです。主に駐車や低速での運転を支援する予防安全装置であるため、作動するのは低速走行時のみです。
「ピッピッピ」という音であるのが一般的で、接近の度合いによって音の間隔が変化します。たとえば、障害物に最接近した際には、音の間隔もなく「ピー」という音が鳴り、ドライバーに障害物との接近を知らせます。
なお、音が鳴るのと同時に、ナビの画面やメーターパネルで障害物との距離が表示されることが多いです。
コーナーセンサーの仕組み
メーカーや車種によって超音波センサーの数や感度に違いはありますが、基本的には車の四隅に取り付けられた超音波センサーが、障害物との距離を測っています。


超音波センサーから発される、人の耳では聞こえない超音波が障害物に当たって跳ね返ってくるまでの時間から、障害物との距離を測っているのです。
コーナーセンサーの呼び名の違い
目的や機能に大きな差はありませんが、メーカーにより、コーナーセンサーの呼び名が違う場合があります。以下の表がその一例です。
| メーカー | 呼び名 |
|---|---|
| トヨタ | クリアランスソナー |
| ホンダ | パーキングセンサーシステム |
| 日産 | ソナー(コーナーソナー) |
| スズキ、マツダ、三菱 | パーキングセンサー |
コーナーセンサーのメリット
コーナーセンサーは、低速走行時に狭い道路で右左折するときや、低速走行で対向車とすれ違うときに、車が障害物や対向車にどれくらい近づいているかを知らせてくれます。このため、寄せすぎや接触の危険性に気付きやすくなります。
運転席から見えにくい死角への注意にも役立ちます。たとえば、車庫からの発進や車庫入れのときは、目視だけでは確認しづらい場所でも、障害物に近づけば音で気付くことができるでしょう。
また、駐車時は後方を気にしていると切り返しの際に前方への注意が薄れ、前方を気にしていると後方への注意が薄れがちです。縦列駐車のような複雑な駐車では、その傾向はなおさら強くなるのではないでしょうか。このような場面でも、見きれない側の障害物の接近を音で知らせてくれるのは、大きなメリットと言えます。
コーナーセンサーの装備がおすすめな車・人
コーナーセンサーの装備がおすすめな車
コーナーセンサーはミニバンやSUVなどの大きな車におすすめな装備です。
大きな車は、運転席からフロント部分や後ろまでの距離が長い場合が多く、小さな車よりも死角が生まれやすい傾向があるためです。
コーナーセンサーの装備がおすすめな人
自宅の車庫や日常的に使う駐車場が狭い方には、コーナーセンサーがおすすめです。
なぜならば、壁や隣の車との距離を、コーナーセンサーの音と表示で確かめながら切り返しができるためです。
また、家族で1台の車を共有している方にもおすすめです。運転する人によって、運転席からの見え方や障害物との距離の感覚は少しずつ異なります。
コーナーセンサーは、誰が運転しても同じ基準で、障害物への接近を知らせてくれます。
コーナーセンサーの注意点
まず、コーナーセンサーは、障害物の形状や材質によっては、障害物を検知できないことがあります。検知できない場合がある障害物として代表的なものは以下の通りです。
- 細いポールや金網など、超音波を跳ね返す面積が小さすぎるもの
- 降り積もった雪や草むらなど、柔らかくて超音波を吸収してしまうもの
また、超音波センサーが汚れていたり、低温で凍結していたりすると、超音波センサーが正しく機能しない場合があることにも注意が必要です。
なお、メーカーや車種によっては、障害物とある程度の距離があっても音が鳴る場合があるため、その音を「うるさい」「わずらわしい」と感じる方もいるようです。
最後に、コーナーセンサーはあくまでも運転を支援する機能であるため、過信はしないでください。ドライバーは、周囲の安全を必ず目視で確認しながら運転することが重要です。
コーナーセンサーの装備状況
自動ブレーキなどの先進安全装備が標準装備されている車であれば、コーナーセンサーも装備されている場合が多いです。そのため、新車販売されている車の多くには、コーナーセンサーが装備されていると考えてよいでしょう。ただし、車種によっては、コーナーセンサーがオプションで用意されていることもあります。
また、新車と比べると、中古車にはコーナーセンサーが装備されていない場合も多いため、購入前に装備の有無を確認しておくとよいでしょう。
くるまのハヤシの公式サイトではコーナーセンサーが装備されている在庫車に、「コーナーセンサー」と記載しています(「装備情報」の欄)。

コーナーセンサーは後付けできる?
コーナーセンサーは後付けができます。新車購入時にコーナーセンサーが標準装備されていない場合はオプションとして取り付けるのが一般的ですが、後付け用のコーナーセンサーを購入して業者に取り付けを依頼したり、自分で取り付けたりする方もいます。
自分で後付けするときに用いられるのは、基本的に社外品です。社外品を購入して自分で取り付ける場合は、純正品をメーカーオプション等で装備する場合に比べて本体価格を抑えられる傾向があり、工賃もかかりません。
ただし、社外品の場合は、障害物が近づいても音が鳴らないことがあったり、純正品なら付いている場合が多い保証を受けられなかったりするため、注意が必要です。
コーナーセンサーには穴あけ不要なタイプもある
メーカーやディーラーで取り付けてもらう場合は、基本的にバンパーに穴を開けて埋め込むタイプのコーナーセンサーになります。埋め込むことで、センサーを決められた位置や角度に固定でき、安定して障害物を検知できるためです。あわせて、車体になじむすっきりとした見た目にも仕上がります。
その一方で、社外品には、穴あけ不要で取り付けられるコーナーセンサーもあります。バンパーに両面テープで固定して、車内の専用モニターと配線でつなげるものが代表的です。中には配線がいらないワイヤレス式のものもあります。
このタイプのメリットは、車体を傷つけずに済む点と、取り付けも簡単な点です。
しかし、純正品のように決められた位置や角度に固定するのが難しく、取り付け方によっては正しく検知できないことがあります。また、製品や取り付け方法によっては、走行中にずれたり外れたりする可能性もあるでしょう。
さらに、製品の形状や貼り付ける位置によっては、保安基準(外部突起物規制など)に抵触して車検に通らなくなるケースもあるため、注意が必要です。
